経理や会計の仕事をアウトソーシングする会社が増えました。
企業だけでなく、個人事業主や一人社長が「手を貸して欲しい」とパートナーを探していることもあります。
簿記の知識がある人は有利!在宅でできる記帳代行の仕事
家でできる安定した仕事を探しているなら、記帳代行の仕事を初めて見るのはいかがでしょうか?
簿記の知識や、経理・会計の経験がある人はとくに有利です。
記帳代行の仕事についてご紹介しますね。
記帳代行とは
記帳代行の仕事のメインは、クライアントの使用している会計ソフトへの入力作業です。
クライアントから資料を受け取ったら、仕分けして記録していきます。
通帳の動き、売上や支払いの請求書、現金で払った分の領収証からクレジットカードの明細まで、取り扱う資料はたくさん!
慣れるまでは少し時間がかかるかもしれません。
単なる入力作業は誰でもできると思われがちですが、記帳代行は専門的な知識を求められることも。
入力していく会計ソフトには専門用語がたくさん出てきます。
基礎的な会計用語は理解しておく必要があるので、簿記の知識があると有利です。
実際、簿記の習得を条件にしているクライアントもいます。
簿記3級を持っていれば十分ですが、簿記2級までとっていると他の応募者と差をつけることができますよ!
使う会計ソフトも色々あります。
メジャーなものはは「弥生会計」「クラウド会計」「マネーフォワード」ですが
Excelで管理しているなんて人も。
クライアントの使用ツールに合わせる必要があります。
企業のお金の情報を扱うのは怖い、と不安な気持ちになるかもしれません。
でも、実際は一人社長が「仕事が忙しくなり、管理しきれなくなったからサポートしてほしい」といったものがほとんど。
最低限の会計の知識と、コミュニケーション能力があれば十分対応できます。
それでも不安な場合は、チームメンバーを募集している案件に応募するといいでしょう。
すでに記帳代行業務をしている人が、忙しくなったので業務パートナーを募集しているといった内容です。
マニュアルがしっかりできていますし、わからないことはすぐに他のメンバーに聞けるメリットがあります。
ビギナーさんはこういった案件からスタートするのもおすすめですよ。
経理代行とは違うの?
記帳代行と並んでよく聞くのが経理代行。
この二つって何が違うの?と混乱してしまうかもしれません。
・決算書の作成や法人税の申告まで一括して行う(税理士法人の場合)
このように、会社の経理全般を請け負っているのが「経理代行」です。
税理士法人がメイン業務として行っていることも多いですよ。
企業の中には、経理部丸ごとアウトソーシングしていることも珍しくありません。
「経理代行」の業務の中に、「記帳代行」があると考えるとイメージが湧きませんか?
経理代行は、記帳代行業務よりも専門性の高い知識が求められます。
1年を通してサポートする必要があるため、副業でやるにはやや難しいと言えるでしょう。
「経理代行」は経理のプロや、税理士としての勤務経験がある人ができる業務です。
副業で「記帳業務」をやりたいというビギナーの方は、間違ってエントリーしないよう気をつけましょう。
こんな人におすすめ
資格がなくてもできるのが記帳代行の仕事。
誰でもチャレンジできるのが魅力ですが、採用されやすい人の特徴がこちら!
・会計事務所で働いていたことがある
・簿記の知識がある (3級でも十分ですが2級だと選考に通りやすくなります!)
記帳は、会社の決算に影響する大事な仕事。
間違った数字を入れないためにも集中して行う必要があります。
隙間時間で行うのではなく、1日の中である程度まとまった時間が取れる人がむいています。
また、人のお金の情報を扱うことになります。
その中には個人情報のオンパレード!秘密厳守です!!
家族であっても話さないという責任感が必要ですね。
まとめ
経理の仕事の経験がある人におすすめな仕事が「記帳代行」です。
朝や夜などに数時間まとまった時間が取れれば、副業として仕事を十分進めることもできますよ。
・専門用語が出てくるので最低限の簿記の知識が必要
・個人事業主や一人社長のお手伝いからスタート!
・経理代行とは違う仕事なので要注意!
会社の決算に使う大事な資料となるため、正確さと納期を守ることが大切です。
せっかく身につけた経理・会計の知識を、もう一度活用してみてはいかがでしょうか。